ガスバーベキューグリル教室 – いろいろな肉の調理法

多くの人が「調理の時に、カバーをした方がいいのか。それともカバーをしない方がいいのか」と疑問に思っているようです。


正解は・・・実は、調理する材料によって違うのです。
多くの場合、カバーを閉じているとカバーを開けているときに比べて短時間で仕上がります。カバーを閉じている分熱がこもり、高温になるからです。ビーフブリスケット・チキンの丸焼き・ポークショルダーのような厚みのあるお肉を調理する場合、カバーを閉じるのが好ましいでしょう。

1/4チキンのように、丸焼きより小さめのサイズは、カバーあり/なし両方で試して、ご自分の好みの焼き方を見つけることをお勧めします。

グリルの調理温度は、食材によって変わってきます。魚の場合は中温175度〜200度ですが、ステーキはより高温の375度以上が必要です。
次に挙げるBBQ調理の一般的な食材の調理目安を参考にして下さい。

魚を調理するときは、中火が好ましいでしょう。調理前は常温に戻し、魚の表面に油を塗り、調理時には何度も裏返すようにしましょう。魚は火が通りやすいことを忘れないようにしましょう。中までしっかり焼けたかチェックするには、一番厚い部分をフォークで崩してみましょう。簡単にフレーク状になれば火が通っていますが、生焼けの場合は引き続きグリルの上で調理しましょう。

チキン(鶏肉)

チキン(鶏肉)を調理するときは、中火〜強火が最適です。味付けをして味をなじませるために冷蔵庫で寝かせた後、調理前に常温に戻します。あまり何度もひっくり返さず、一度グリルの上に置いたら片面に焼き色がつくまでじっくり待ちましょう。そして、裏返し両面を焼きます。
グリルの温度が最適(低すぎない)場合、グリルの上に乗せた直後は網の上にひっつきますが、焼けていくに従い網から離れていくので、裏返す目安となります。焼き上がりの内面温度は75度ですので、温度計(肉用)で確認するとよいでしょう。

ポーク(豚肉)

ポーク(豚肉)を調理するときは、中火〜強火が最適です。ポークやラム(子羊)は調理前の温度は常温か常温より少し低い温度が最適です。
調理の仕方はチキンと似ています。
ポークの焼き上がり時の内面温度は65度です。この温度ではまだ切り口がピンク色ですが、豚肉の寄生虫は60度で消えると言われています。70度を越えるとパサパサ乾燥した固いお肉に仕上がってしまうので、注意しましょう。

ステーキ

ステーキを調理する場合は、高温がよいでしょう。調理直前の最適温度は多少変わってきます。私個人的には、2cm角のサイコロステーキが好きなのですが、このサイズだと、表面に火を通しても中はジューシーに仕上がります。
もし、それ以下のサイズ(1cm角)を使う場合は、調理前に肉が固くなるくらいに冷やす(冷凍はしない)ことをお勧めします。そうすることによって、調理の過程で内側が冷たいので、中まで焼ける時間が長くなり焼き過ぎを防止することができるのです。その結果表面に火が通り中はジューシーなままの仕上がりになります。

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